増収増益を確保、センコーGHD 拡販、価格改定寄与

センコーグループホールディングス(福田泰久社長)の4-6月期連結決算は、荷動きの低下や仕入価格の上昇などがあったが、拡販と料金・価格改定、M&A効果などで増収増益を確保した。売上高1883億4000万円(前年同期比13・9%増)、営業利益76億5900万円(同9・8%増)、経常利益80億5300万円(8・4%増)、純利益45億7100万円(4・8%増)。
 物流事業は売上高1202・2億円(前年同期比3・7%増)。うち国内物流1・5%増、冷凍冷蔵物流2・8%増、国際物流0・5%増、海運36・2%増。全体では既存物流増減で96・5億円の減収だったが、拡販77・4億円、M&A52・6億円、料金改定9億円の増収要因が上回った。
 営業利益は61・8億円(2・4%減)と減益。既存物量減に人件費や傭車費・作業賃単価増、電力コスト増などが影響した。
 商事・貿易やライフサポートなど非物流事業はM&A効果も含めいずれも増収増益だった。
 通期業績は期初予想を据え置いた。

© 日本流通新聞×foredge