営業36%減益に、福通 通期予想据え置き

福山通運(小丸成洋社長)の4-6月期連結決算は、売上高716億8500万円(前年同期比2・0%減)、営業利益42億8800万円(36・4%減)、経常利益50億7700万円(30・9%減)、純利益33億8100万円(31・5%減)だった。
 商品価格の上昇など消費活動の下押し要因から貨物輸送量が低調に推移。燃料価格の上昇や24年問題への労働環境の改善などコスト増加要因もあり2ケタ減益となった。営業費用は人件費2・7%増、物件費2・5%増など全体で1・5%増。
 運送事業は売上高620億5400万円(前年同期比2・1%減)、営業利益39億6300万円(36・8%減)。㎏当たり単価は前年同期横ばい。運行便自社化率94・8%(前年同期93・9%)、1台当たり積載量12・3㌧(12・2㌧)、運行便積載率74・1%(77・1%)だった。
 通期業績見通しは期初予想を据え置いた。

© 日本流通新聞×foredge