大雨被害受け追加の補正予算案を編成 千葉県

大雨被害受け追加の補正予算案を編成 千葉県

 9月8日の台風13号の接近に伴う大雨での被害を受け、千葉県は河川の応急対策の事業費や被災者の生活再建に向けた貸付金などを盛り込んだ追加の補正予算案を編成しました。

 県によりますと、追加提案する補正予算の規模は9億円で、この大部分を各地で氾濫や越水が確認された河川への緊急事業の費用が占めています。

 具体的には、一宮川水系と小中川への大型土のうの設置や、鹿島川や養老川などでの堆積土砂の撤去費用、それに、越水した23河川全てでの調査や、河川監視カメラの増設費用など、合わせて8億7000万円を計上しています。

 一方、被災者への支援事業としては、住宅の浸水で大きな損害を受けた被災者に対し、生活を立て直すための援助資金を無利子で貸し付ける事業を行います。

 また、被災者が住宅の復興費用を、中小企業が設備の復旧費用などをそれぞれ金融機関から借り入れる場合に、その利子の一部を県が負担する事業も行う方針です。

 なお県は、この補正予算案を開会中の9月定例県議会の最終日に追加提出する予定です。

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