武井壮、凶悪犯罪を“闇バイト”で濁す報道をバッサリ否定「ぬるい伝え方」「凶悪犯罪グループの一味」

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9月26日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に、タレントの武井壮(50)が出演。今年5月に東京・銀座の仮面強盗で逮捕された当時18歳の男子高校生に懲役4年6ヶ月の実刑判決が出たことで、「こんな量刑で復帰なんて……」と苦言を呈した。

今年5月、銀座の高級時計店に仮面姿の男らが押し入った強盗事件。実行役の男は、犯行の2日前、友人から報酬100万円の仕事に誘われ、「詐欺じゃない」という言葉を信じ、誘いにのったという。このときのことを男は「当時借金が15万円あり、切羽詰まっていた」と証言している。

仕事が強盗だと知ったのは当日で、リーダー格の男性が暴力的だったことから断れず、いわゆる“闇バイト”として犯行に及んだという。

スタジオでは“闇バイト”という言葉を使いながら、18歳の高校生が犯行に関わった経緯などを説明したが、武井は「僕は“闇バイト”という伝え方も大嫌い」とバッサリ。「行われていることは、凶悪犯罪グループの一員ですよ、全員。そこに加担したら、たとえ誘われてその日だけ加担しようが、凶悪犯罪グループの一味なんです」と厳しく非難した。

続けて、「1日で100万円を、なんの技術もない人に払える仕事はこの世には存在しない」「100万円を払っても何の痛みもない利益を得るであろう奴らが、凶悪犯罪をもってそれ(報酬)を支払うわけじゃないですか」と、報酬自体が犯行から得ているものだと指摘。

そして「そんなものをこんなぬるい伝え方してたら」とメディアの伝え方にも言及し、犯罪に手を染めるということは人を殺してしまう可能性もあるとし、「そんな犯罪なんですよ。とてつもない犯罪をしてる。それを『闇バイト』とか、『仕事あるよ』とかふんわりやわらかいものとして報道しちゃったら、これから先若い子が、『捕まっても5年なら3億円、チャレンジしてみようか』、『100万今日もらえるなら……』って1件やった、成功してバレなかったとか、どんどんまん延して、日本の国土なんて本当に無法地帯になるきっかけの最初の一歩じゃないかと思う」と主張。

わずか4年6ヶ月の実刑ということにも、「人が一生かかっても稼げないような財物をナイフを向けて、『命奪うぞ』って強奪するっていうのがこんな量刑で人が復帰してくるなんて、そんな社会に生きている不安に耐えられない」と繰り返し非難した。

これに視聴者からも「ほんと武井壮の言う通り!闇バイトなんて報道、ゆる過ぎる!日本の報道はエンタメ重視し過ぎて常識がズレてる」「武井壮の言うとおり。めざまし8は、高校生の銀座強盗犯を半分巻き込まれた被害者扱いするべきではない」「全く同感ですね。とにかく「闇バイト」なんて表現はダメよ!バイトに失礼だわよ」と武井の意見に賛同する声が多く集まっていた。

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