10月スタートは不安定な天気に

 西日本と北日本では1日、東日本では2日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意が必要だ。

 前線が西日本から東日本を通り、日本の東へのびていて、前線上の低気圧が三陸沖を東北東へ進んでいる。低気圧は1日は日本の東を北東へ進み、低気圧からのびる前線が1日は西日本、2日はじめにかけて東日本を通過する見込みだ。また、別の前線を伴った低気圧が日本海北部にあって北上している。この低気圧からのびる前線が2日にかけて北日本を通過する見込み。

 これらの低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込む。さらに、西日本と東日本の上空6000メートル付近には-9℃以下、北日本の上空約5500メートルには-15℃以下の寒気が流れ込むため、西日本から北日本では大気の状態が非常に不安定となる。

 西日本と北日本では1日、東日本では2日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意が必要だ。

 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。また、降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

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