【MLB】ブレーブスの選手が5つの球団新記録を樹立 シーズン最終戦でチーム本塁打数のMLB新記録達成なるか

写真:アクーニャJr.は73盗塁の球団新記録を樹立

9月30日(日本時間10月1日)のナショナルズ戦、ブレーブスは2人の選手が球団新記録を樹立した。

1人目はスペンサー・ストライダー。先発したストライダーは、初回に今季277個目の三振を奪った。これにより、球団最多だった1996年のジョン・スモルツを抜き球団新記録達成。ストライダーはこの試合さらに奪三振数を伸ばし、球団記録は281個に更新されている。

2人目はロナルド・アクーニャJr.。史上初の「40本塁打&70盗塁」の達成など歴史に残るシーズンを送っているアクーニャJr.だが、3回に今季73個目の盗塁を決め、こちらも1991年のオティス・ニクソンを抜いて球団新記録となった。

今季のブレーブスで生まれた球団新記録はこの2つだけではない。この2つも合わせて、近代MLB(1900年以降)としては5つもの球団新記録が達成されているのだ。

アクーニャJr.は2003年ラファエル・ファーカルの130得点を抜いて現在149得点。

主砲マット・オルソンは2005年アンドリュー・ジョーンズの51本塁打を抜き、現在54本塁打。また、打点では1953年のエディ・マシューズの135打点を抜いて現在137打点だ。

ブレーブスはMLB最古の球団だ。近代MLBとしても100年以上の歴史がある球団の記録が1シーズンで5つも更新されたことは驚きだ。今季はピッチクロックやシフト制限、プレートを外す回数の制限など様々新ルールが追加された1年目だ。アクーニャJr.の盗塁数がこれらの新ルールの恩恵を受けていることは間違いないが、本塁打や奪三振まで記録が更新されている。それだけ今季のブレーブスは歴史に残る陣容だったということだろう。

選手が更新した球団記録は5つだが、実はブレーブスはチーム全体の球団記録でも、得点、本塁打、打点、長打率などで新記録を達成している。中でも本塁打数は現在305本。MLB記録は2019年ツインズの307本で、ブレーブスはあと3本打てば新記録樹立だ。

残されたチャンスはあと1試合。明日のシーズン162試合目をブレーブスはMLB新記録で飾ることができるだろうか。

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