アーセナル、前線強化に向け相思相愛のペドロ・ネト獲得に動くか

写真:第7節シティ戦でロングドリブルからOGを誘発したネト

イギリス『デイリーミラー』電子版によると、アーセナルがウルブスに所属するポルトガル代表FWペドロ・ネトに関心を示しており、1月の移籍マーケットで獲得に乗り出す可能性があるという。

アーセナルでは現在、ガブリエウ・マルティネッリとレアンドロ・トロサールが負傷離脱中で、攻撃陣に不安を抱えている。また、ガブリエウ・ジェズスは昨年冬に行われたカタール・ワールドカップでヒザを負傷して以来、いまだにケガをする前のフォームを取り戻せていない。新戦力のカイ・ハヴァーツも期待どおりのパフォーマンスを発揮しているとは言い難く、これらの要素により、1月には前線の強化を目指す可能性がある。

ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーにも関心を示しているとされているが、ネトに対してはミケル・アルテタ監督とスポーツディレクターのエドゥ氏が両サイドでプレーできるネトのことを以前から高く評価しており、関心を示し続けているという。

ネトは2019年、当時、保有権を持っていたブラガからウルブスに加入。2022年3月には2027年6月30日までの長期契約を結び、高額の移籍金が設定された。アーセナルは2022年夏にもネトを補強の最終候補リストに入れており、ネト自身も「子どもの頃、イングランドで一番好きなチームはアーセナルだった」と公言したため相思相愛と見られていたが、3500万ポンド(約63億9920万円)を提示したアーセナルに対してウルヴスは5000万ポンド(約91億4180万円)以上を要求したため破談に終わっている。

ネトは今シーズンのウルヴスでも印象的な活躍を見せている。9月30日に行われたプレミアリーグ第7節マンチェスター・シティ戦では、パワフルなドリブルからのクロスでOGによる先制点を誘い、勝利に貢献。ここまで4つのアシストを記録しており、これはリヴァプールのモハメド・サラーと並ぶ最多タイの数字。ビッグチャンス創出18回は、アーセナルのブカヨ・サカが記録している19回に次いで2番目に多い数字となっている。

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