FC東京指揮官クラモフスキー、クラブのメモリアル彩る完勝劇に喜び 「すべての要素で良い面、良い部分が出せた」

[写真:©︎J.LEAGUE]

FC東京は1日に行われた明治安田生命J1リーグ第29節でガンバ大阪をホームに迎え撃ち、3-0と快勝した。

先制するまでG大阪にも勝機を感じさせる展開だったが、37分に見事な連携から原川力が口火を切る移籍後初ゴールを決めると、43分にディエゴ・オリヴェイラが自己最多タイの14ゴール目となる追加点を決め、後半途中から出場した19歳ルーキーの俵積田晃太が2戦連発弾で勝負を決定づけた。

これで2連勝。クラブ創設25周年記念日の今節とあって、それを押し出したイベントで試合が彩られるなか、それを飾る完勝劇を演じたピーター・クラモフスキー監督は試合後、「まず強いパフォーマンス、しっかりとしたパフォーマンスを出せた」と総括した。

「すべての要素で良い面、良い部分が出せたと思う。そのなかで、自分たちのプレーをやり切ってくれた。継続して自分たちのプレーをやり切ってくれた。選手たちはハードワークもしてくれたし、自分たちのプレーに献身的に、そして周りにも献身的に戦って、良いパフォーマンスだったと感じる」

「もう数点が獲れてもおかしくない場面もあったし、我々のフットボールをしながら、良いチャンスも作れた。守備に関しても、自分たちのパフォーマンスを強く出して、無失点に終われて良かった。本日、クラブの特別な日ということもあり、勝利でき、そしてクラブのすべての人を誇りに思う」

前節は0-2からの逆転劇で、今節は無失点の守りに先制点、追加点、ダメ押し点の完勝劇。ここ2戦は力強さを感じるが、「継続」の必要性も説く。また、「細かいことを言うと、後半にもう数点が獲れたと思うし、それができればファンももっと笑顔で帰れた」と現状で良しとしない姿勢を強調した。

ホーム2連戦を連勝のFC東京は中断明けの次節、残留争い真っ只中の横浜FCとのアウェイ戦に。今年6月下旬から指揮を執るピーター・クラモフスキー監督のもと、ひと桁順位浮上が目先の目標となるFC東京だが、この連勝で手にした勢いを残り5試合にどう繋げていくだろうか。

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