奥州市の胆沢城平安感謝祭(市文化振興財団主催)は30日、同市水沢佐倉河の胆沢城跡歴史公園で初めて開かれ、家族連れや歴史好きが地域の文化に触れた。
胆沢城跡の散策や平安時代の遊び道具の貸し出しなど多彩なイベントが行われた。流鏑馬(やぶさめ)体験では来場者が真剣な表情で的を狙って矢を放った。
佐倉河小3年の沼田朋樹君は「馬の上で矢を打つのは難しかった。的に当てることができてうれしかった」と笑みを広げ、一関市大東町の会社員金野あすみさん(29)は「流鏑馬に憧れていた。緊張したが当てることができ、馬に感謝したい」とほほ笑んだ。