森三中・大島美幸さんと共に考える 男女共同参画推進セミナー

 女性がより活躍できる社会を目指そうと宇都宮市で1日、フォーラムが開かれました。イベントには大田原市出身のお笑いタレント・大島美幸さんも参加し、お笑い界で感じてきた偏見について語りました。

「男性だけ脱いで、笑いを取れるのはズルい。悔しい。」
「私もやりたいけど、女は(裸になっても)笑えないと思っていた。」

 こう語るのは、お笑いトリオ「森三中」の1人で、大田原市出身の大島美幸さんです。

 性別に関わらず活躍できる社会をつくろうと、宇都宮市が開いたもので、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)を解消するためにできることを考えようと、ライトキューブ宇都宮には300人以上が集まりました。

 大島さんは、小学2年生の息子にアンコンシャス・バイアスを植え付けさせないように、ランドセルの色を自由に選ばせたといいます。

大島美幸さん「男女で分けるのではなく「個人」」
「その人の立場で考えを聞いて、始まるのではないか」

 また、宇都宮大学の男女共同参画推進室の川面充子特任助教は、日本のジェンダーギャップ指数が146カ国中125位だったことを指摘し、特に政治や経済への参画が進んでいないことを挙げました。

 このほか、女性のPTA会長などによるパネルディスカッションも行われ、誰もが自分らしく活躍できる社会の実現に向けて何ができるかを考えていました。

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