マイナー各賞が決定 最優秀打者プロスペクトにはホリデイが選出

日本時間10月3日、初めての試みとなる「マイナーリーグ・アウォード・ショー」がMLBネットワークで放送され、マイナーリーガーを対象とした各賞の受賞者が発表された。最優秀打者プロスペクトはジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)、最優秀投手プロスペクトはドリュー・ソープ(ヤンキース)が受賞。最優秀守備選手にはピート・クロウ=アームストロング(カブス)、最優秀チームにはオリオールズ傘下AAA級のノーフォーク・タイズが選出された。

現在19歳のホリデイは2022年ドラフト全体1位でオリオールズに指名され、今季はA級からスタートしてA+級、AA級を経てAAA級まで昇格。4階級合計で125試合に出場し、打率.323、12本塁打、75打点、24盗塁、出塁率.442、OPS.941という見事な活躍を見せた。現在は「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体1位の評価を受けており、早ければ来季中にもメジャーデビューすることになりそうだ。

現在23歳のソープは2022年ドラフト2巡目でヤンキースに指名され、昨季はプレーしなかったため、今季がプロ1年目のシーズン。A+級で18試合、AA級で5試合の合計23試合に先発して139回1/3を投げ、14勝2敗、防御率2.52、182奪三振という素晴らしい成績を残した。182奪三振は今季マイナー全体でトップの数字である。

「最もブレイクした選手」にはジュニア・カミネロ(レイズ)が選出。A+級とAA級の2階級合計で117試合に出場して打率.324、31本塁打、94打点、5盗塁、出塁率.384、OPS.975をマークし、9月には20歳の若さでメジャーデビューを果たした。

「デビュー・オブ・ザ・イヤー」にはイーサン・サラス(パドレス)が選出。今年1月に国際FA選手としてパドレスと契約し、まだ17歳にもかかわらず、A級、A+級、AA級で合計66試合に出場し、打率.248、9本塁打、41打点、5盗塁、OPS.752を記録した。

このほか、「1試合で最高のパフォーマンスを見せた選手」はコルト・キース(タイガース)、「最高の守備プレー」はドリュー・ジョーンズ(ダイヤモンドバックス)が選出。また、「オール・マイナー・プロスペクト・チーム」の顔ぶれは以下のようになった。

◆ファースト・チーム
捕手:サミュエル・バサロ(オリオールズ)
一塁手:ルーケン・ベイカー(カージナルス)
二塁手:トーマス・サゲス(カージナルス)
三塁手:ジュニア・カミネロ(レイズ)
遊撃手:ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)
外野手:ブレイク・ダン(レッズ)
外野手:ジャスティス・ビグビー(タイガース)
外野手:オーウェン・ケイシー(カブス)
DH:マイケル・ブッシュ(ドジャース)
左腕:ロビー・スネリング(パドレス)
右腕:ドリュー・ソープ(ヤンキース)
救援投手:オリオン・カークリング(フィリーズ)

◆セカンド・チーム
捕手:タイロン・リランゾ(ドジャース)
一塁手:トロイ・ジョンストン(マーリンズ)
二塁手:イグザビアー・エドワーズ(マーリンズ)
三塁手:コビー・マヨ(オリオールズ)
遊撃手:ジェット・ウィリアムス(メッツ)
外野手:ジャスティン=ヘンリー・マロイ(タイガース)
外野手:ピート・クロウ=アームストロング(カブス)
外野手:ジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)
DH:アビメレック・オルティス(レンジャーズ)
左腕:アンソニー・ソロメト(パイレーツ)
右腕:ケイド・ホートン(カブス)
救援投手:ダニー・ワトソン(ヤンキース)

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