ラツィオの“魔術師”ルイス・アルベルトが2027年6月まで契約延長

写真:第7節のACミラン戦で主将として出場したルイス・アルベルト(左)

ラツィオは10月2日、スペイン人MFルイス・アルベルトと新たな契約を結んだことをクラブ公式X(旧Twitter)アカウントで発表した。従来の契約は2025年6月30日までだったため、来年夏には契約が残り1年となり、他のクラブから引き抜かれて退団する可能性もあった。新しい契約ではこれを2年間延長し、2027年6月30日までの4シーズンをラツィオで過ごすことになった。

公式Xでは「ルイス・アルベルト、さらに4年の契約」というコメントとともに、契約書にサインした後「善意がないことを厳粛に誓う」という言葉を発するルイス・アルベルトの動画を添えてポストされており、ラツィオのファンからは歓喜のコメントが続々と寄せられている。

セビージャの下部組織出身で、9月28日に31歳になったばかりのルイス・アルベルトは2016年8月、当時、保有権を持っていたリヴァプールから400万ユーロ(約6億2910万円)の移籍金でラツィオに加入。今年で在籍8シーズン目を迎え、ここまで公式戦通算271試合に出場して49ゴール70アシストを記録するとともに、イタリア・スーパーカップ2回、コッパイタリア1回の優勝に貢献している。今シーズンもここまで公式戦8試合すべてで先発フル出場しており、リーグ戦では2ゴールも記録している。

10番を背負い、創造性に満ちたプレースタイルから“エル・マーゴ(魔術師)”の異名を取るチャンスメーカーの契約延長は、クラブにとって何よりの朗報と言える。

また、今夏フランクフルトから加入したものの、なかなか本領を発揮できていない日本代表MF鎌田大地についても「インテリジェントで好きなプレーヤー。お互いのプレースタイルを理解するには時間がかかる」と才能を認めつつ擁護しているだけに、今後の連携確立に期待がかかる。

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