「4、5回のビッグチャンスがあった」今季初黒星のアーセナル、アルテタ監督は敗因を分析も「次につながる」と一定の手応え

今シーズン初黒星を喫したアーセナルのアルテタ監督[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、RCランス戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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3日、チャンピオンズリーグ(CL)グループB第2節でアーセナルはアウェイに乗り込み、RCランスと対戦した。

初戦でPSVに快勝したアーセナルは、セビージャと引き分けたRCランスと対戦。開幕から6試合勝利がなかったものの、ここ2試合は連勝している相手に14分、ガブリエウ・ジェズスが先制ゴールを決める。

アウェイで貴重なゴールを奪った中、25分にはアドリアン・トマソンに同点ゴールを許す展開に。1-1で迎えた66分には先発出場したDF冨安健洋が豪快ボレーを放つも、GKのビッグセーブに阻まれてしまう。

すると69分、エリェ・ワイにネットを揺らされ逆転を許すと、そのまま2-1で敗戦。今シーズン初黒星を喫することとなってしまった。

今回の試合に向けては移動にトラブルがあり、予定が狂っていたアーセナル。ただ、アルテタ監督はそれを言い訳にはしないとし、自分たちがコントロールしながらもチャンスを活かせなかったことを敗因に挙げた。

「言い訳はやめよう。まずは最初に、ランスにおめでとうと言いたい。彼らは本当に良いチームで、本当に良く指導されていた」

「本当に厳しい試合になるだろうと我々は分かっていた。試合を開始してすぐに試合をコントロールし、最も難しいゴールを決めることができた。そして我々がゲームを完全にコントロールしていた。一度だけ孤立させてしまった状況で我々が失点し、ゲームがスタートした」

「我々は後半をとても良くスタートさせ、レオ(レアンドロ・トロサール)が2-1にする大きなチャンスを手にした。それだけでなく、サブメンバーも準備ができており、冨安もビッグチャンスを迎えた。ただ逆を突かれて、そのままゴールを決められてしまった」

「今日の試合とPSV戦の違いは明らかだ。違いはボックスにあり、我々には4、5回のビッグチャンスがあったにもかかわらず、それをモノにすることができず、ボックスを十分に守ることができなかった」

「確かに、後半にはファイナルサードでより脅威となり、特定のスペースを攻撃するのに苦労した瞬間があったが、それ以外は、彼らはその数字を本当に良く守っていた。次の試合につながるだろう」

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