都市と地域をつなぐ 行商の歴史を紹介 千葉県立房総のむら

都市と地域をつなぐ 行商の歴史を紹介 千葉県立房総のむら

 千葉県栄町にある県立房総のむらではいま、地域の経済や発展を支えてきた「千葉の行商」を紹介するトピックス展が開かれています。

 「千葉の行商―小さなからだと大きなカゴとー」は、県立房総のむらが千葉県誕生150周年記念事業として企画しました。

 農村や漁村の女性たちが大きなかごを背負って野菜などの食材を売り歩く行商は、大正時代、鉄道の発達とともに盛んになり、一時は房総各地から行商専用列車が走るなどして、東京の人の食を支えました。

 会場では、昭和30年代にピークを迎えた行商の担い手であった女性たちを中心に、現在では見られなくなった懐かしい風景や、当時の生活の様子を写真などで紹介しています。

 都市と地域をつないだ行商の人びとの歴史と生活の一端を振り返る「千葉の行商」は、11月12日までの開催です。

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