新型コロナに感染した妊産婦の入院先を迅速に決めるための千葉県のシステムについて、10月からコロナ以外の病状にも対象を拡げ活用していることが分かりました。
このシステムは新型コロナに感染した妊産婦の入院先を迅速に決めるため、県が2021年の10月から運用を始めたもので、県内に12ある周産期母子医療センターの受入れ状況を一斉に照会できます。
当初は新型コロナの5類移行を受けて9月末で運用を終了する予定でしたが、センターの関係者から「運用を継続してほしい」という声が上がったため、10月からは新型コロナだけでなく、ハイリスクな妊産婦も対象にして活用を始めたということです。
具体的には切迫早産や妊娠中の高血圧のほか、出血がある場合などの入院調整を想定していて、県はシステムについて、期限は設けず、当面、運用を継続する方針です。