三冠牝馬デアリングタクトが引退…復帰ならず

10月6日、2020年の三冠牝馬デアリングタクト(牝6・栗東・杉山晴紀)が、体部繋靱帯炎を再発したため引退することを、同馬を管理するノルマンディーオーナーズクラブがホームページで発表した。今後は岡田スタッドで繁殖牝馬となる予定とのこと。

復帰へ向けて乗り込みが進めてられてきたが、同ホームページでは「昨日5日(木)の調教後に跛行が見られ、右前肢にやや熱を持っている状態だったため、レントゲンとエコー検査を実施。右前肢繋靭帯付着部から体部にかけて腫張および触診痛が認められ、獣医からは体部繋靭帯炎を再発していると診断されています」と報告し引退が決定。残念ながら復帰は叶わなかったが、史上初めて無敗の三冠牝馬を達成するなど輝かしい成績を残した。

デアリングタクト 13戦5勝
(牝6・栗東・杉山晴紀)
父:エピファネイア
母:デアリングバード
母父:キングカメハメハ
馬主:ノルマンディーサラブレッドレーシング
生産者:長谷川牧場

主な勝ち鞍
2020年
桜花賞(G1)
オークス(G1)
秋華賞(G1)

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