レギュラーシーズン最終戦に勝利し、逆転で３年連続の地区優勝を飾ったアストロズが、ワイルドカード・シリーズで勝ち上がったツインズを地区シリーズで待ち受ける。目指すは21世紀初のワールドシリーズ連覇だ！
最終戦で首位レンジャーズを１ゲーム差で追っていた２位アストロズがダイヤモンドバックスに勝利し、首位レンジャーズが敗戦。90勝72敗で並んだが、直接対決で９勝４敗と勝ち越していたアストロズが大逆転で地区優勝を飾った。
３年連続の地区優勝となったアストロズは、７年連続のポストシーズン（ＰＳ）進出を決め、ワイルドカード・シリーズ（WCS）でブルージェイズに勝利したツインズと地区シリーズ（ＤＳ）で対決する。
「打」の中心は、112打点で自身初のタイトルを獲得したカイル・タッカーだ。最終戦ではライトオーバーの大飛球で本塁まで生還し、30本塁打＆30盗塁達成かと思われたが、公式記録では三塁打となり「30－30」には惜しくも届かなかった。タッカーは2021年のＤＳで７打点、リーグ優勝決定戦（LCS）では８打点を挙げるなどＰＳでも活躍している。
「投」の中心はオフにＦＡでメッツへ移籍するも、夏のトレードでアストロズに復帰したジャスティン・バーランダー。サイ・ヤング賞３度、2011年はMVPも同時受賞のメジャーを代表する大エースが復帰後７勝３敗と再びアストロズを牽引した。ＰＳ通算16勝11敗、ＤＳでは８勝（１敗）を挙げており、2017年のLCSでは２勝を挙げてMVPも受賞している。
昨年、球団史上２度目の世界一となり、連覇がかかるアストロズ。1998～2000年のヤンキース（３連覇）以来、21世紀初の連覇に向けて舞台は整った。
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