【PS注目チーム④】地区制覇は通過点 Wチャンピオン経験者を中心に3年ぶりの世界一へ

オールスター明けから首位を1度も譲らず、9月中旬に2年連続、直近11年間で10度目の地区優勝を決めたドジャース。投手陣に想定外の離脱はあるが、自慢の重量打線で3年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を目指す。

日本時間9月17日、2位のダイヤモンドバックスに13.5ゲームの大差をつけ、マジック「2」で迎えたマリナーズ戦。スコアレスのまま延長タイブレーク制で迎えた11回表にドジャース打線が爆発し、一挙5点を奪って地区優勝を決めた。

マジック「1」を残して優勝が決まったのは、2位のダイヤモンドバックスとの直接対決で8勝5敗と勝ち越していたためで、ドジャースが3年連続の地区優勝を飾った。これでドジャースは、直近11年間で10度目の地区優勝に。もはやドジャースにとって、地区優勝は通過点となっている。

シーズンを終わってみれば3年連続100勝以上と無類の強さを見せたが、投手陣ではエースのクレイトン・カーショウが13勝(5敗)、ルーキーのボビー・ミラーは11勝(4敗)を挙げているが、11勝を挙げていたフリオ・ウリアスは9月からDV疑惑で休職。8勝を挙げたトニー・ゴンソリンも60日間の故障者リスト入りと想定外の事態に陥った。

投手陣に不安はあるが、打線は強力。MVP候補のムーキー・ベッツは打率5位の.307にリーグ7位の39本塁打、打点107も6位と今季もチームを牽引している。

さらに、36本塁打のマックス・マンシー、33本のJ・D・マルティネス、そして29本のフレディ・フリーマンと29本塁打以上が4人も揃っており、その全員がここ5年間のうちに世界一を経験している。

ワイルドカード・シリーズを制して上がってくるのはダイヤモンドバックス。2020年以来3年ぶり、球団史上8度目のワールドシリーズ制覇に向け、ポストシーズン(PS)の常連であるドジャースがどのような戦いを見せるのか注目したい。

The post 【PS注目チーム④】地区制覇は通過点 Wチャンピオン経験者を中心に3年ぶりの世界一へ first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.