ユヴェントスのレジェンド、デル・ピエロ氏にアル・ナスルSD就任の噂が浮上

写真:アル・ナスルでデル・ピエロとロナウドの共闘は実現するか

ユヴェントスのレジェンドである元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、かつてユヴェントスでもプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとサウジアラビアの地で“共闘”する可能性が出てきた。イタリアのスポーツメディア『カルチョメルカートドットコム』が報じている。

報道によると、10月4日の夕方、サウジアラビアのアル・ナスルがクラブの新しいスポーツディレクター(SD)としてデル・ピエロ氏の招聘を考えており、デル・ピエロ氏もこの申し出を真剣に考えているそうだ。そして自らサウジアラビアの首都であり、アル・ナスルの本拠地でもあるリヤドに飛び、クラブからの提案内容を聞く予定だという。

アル・ナスルには今年1月からクリスティアーノ・ロナウドが所属するほか、今夏にはセネガル代表FWサディオ・マネやスペイン代表DFアイメリク・ラポルテ、クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチなどビッグネームが次々に加入した。

デル・ピエロ氏は2015年に現役を引退して以降、サッカー界からはやや距離を取って活動していた。しかしユヴェントスが虚偽会計や不正なキャピタルゲインなどの疑惑によって捜査を受け、アンドレア・アニェッリ会長やパヴェル・ネドヴェド副会長らが総辞職した直後の2022年12月、デル・ピエロ氏がSDや副会長の役職でユヴェントスに復帰するのではないかという噂が浮上した。

この時はデル・ピエロ氏自身がその噂を否定し、時間の経過とともにユヴェントス復帰の可能性は薄れていった。そして9月、彼はヨーロッパ最高レベルの指導者資格であるUEFAプロライセンスの取得を目指し、養成コースの受講をスタートさせていた。

そのタイミングで急浮上したサウジアラビア行きの噂。ユヴェントスのサポーターはレジェンドのクラブ幹部就任を望んでいたようだが、デル・ピエロ氏の将来はトリノから遠く離れたサウジアラビアで、クリスティアーノ・ロナウドとともにあるのかもしれない。

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