石川恋、「猫カレ」で共演の齋藤潤は「ピュアな男」。かわいさに大人たちがメロメロ

BSテレ東で10月7日にスタートする真夜中ドラマ「猫カレ -少年を飼う-」(土曜深夜0:00。テレビ大阪=土曜深夜0:55)の記者会見が開催され、主演の石川恋、共演の齋藤潤、内藤秀一郎、坂田梨香子が登壇した。

「猫カレ -少年を飼う-」は、電子コミックとして累計発行部数約15万部を突破し「今一番報われてほしい年の差恋愛」として多くの読者を魅了する、青井ぬゐ氏の人気コミック「少年を飼う」が原作。都内の大手広告代理店でバリバリ働き、「かわいげがない」「鉄の女」とやゆされる会社員・森川藍(石川)が、ネコのようにマイペースな16歳の美少年・遠野凪沙(齋藤)と出会い、2人の奇妙な同居生活が始まる。藍が心を許す親友・新島清香役を坂田が担い、藍の高校時代の同級生で凪沙が通う高校の美術講師・鹿目圭斗役を内藤が務める。

突然、16歳の少年と同居することになった藍を演じている石川は、「30歳のバリキャリOLの藍が、凪沙という16歳の少年と一緒に生活をしていくことによって、少しずつ距離が縮まっていって、穏やかにゆっくりとつながれていく絆や愛情が繊細に描かれていて、温かい気持ちになるお話だなと感じました」とあいさつ。続けて、“猫カレ”凪沙に扮(ふん)する齋藤が「オーディションの話を聞いてから原作を読ませていただいたのですが、一瞬でとりこになりました!」と目を輝かせる。そして、「こんなに温かい作品に自分が携われるんだといううれしさとワクワクがこみ上げてきたのと、緊張も湧き上がってきました」と振り返った。

公私共に石川と仲がいいという坂田は、「台本を読んで、30代の同年代女性として感情移入しました。あと、凪沙くんがすごくかわいかったので、どんな子が演じるのかと思ったのですが、『こんなにぴったりの子がいるんだ!』と感動しました」とコメント。続けて内藤も「原作を読んだらハマっちゃって…。仕事の合間にもずっと見るようになりました。僕も凪沙くんに一目ぼれというか、凪沙からも目が離せなくなっちゃっいました!」と告白し、「漫画でこんなかわいい子がいるんだって感じたんですけど、現場に入ったら齋藤くんがやるって聞いて『(漫画と)一緒だ!』と思った」と話し、現場でみんなが齋藤のことを「かわいい、かわいい!」と言っていたことも明かした。

劇中で藍が「鉄の女」とやゆされることにちなんで、「自分のことを「○○の女・男」と例えるとしたら?」という質問がされると、石川は「陽キャ・オブ・陽キャな女」と分析。「MBTI性格診断テスト(マイヤーズ=ブリックス・タイプ診断)」をした際、16タイプある中から「一番陽キャのエンターテイナータイプだったんですよ。マラカスを持って『ワー』って騒いでいるキャラが出てきたんですが、さすがにこんなに陽キャじゃないと思って、もう一回やってもそうだったので間違いないと思います」と笑った。

齋藤は自分で例えることができず、石川から「ピュアな男では?」と助け舟を出され、その理由として「齋藤くん以外、みんなコンタクトレンズをしているという会話になった時、コンタクトも眼鏡と一緒で、ラーメンを食べたらコンタクトもくもっちゃうんだよと言ったら、絶対うそなのに『そうなんですか!』って信じたんですよ」とほほ笑ましいエピソードを披露。齋藤も「じゃ、ピュアな男で!(笑)」と納得していた。

一方、内藤は自身のことを「ヘラヘラな男」と例える。よく「ずっとニコニコしているね」と言われるらしく、「僕はそれをプラスに考えていて、ずっとニコニコしていたら相手もニコニコしてくるし、人にも好かれるし、そこがお前のいいところだよと言われて、それでいいんだって思って、僕はもう一生ヘラヘラしておくって決めて、現場でもずっとヘラヘラ、ニコニコしちゃっています」と説明。

続けて坂田は「寝たらどんなことも忘れる女」と発表する。「嫌なことだけじゃなくていいことも、すぐ忘れちゃうんですよね。5分前に言ってたこととかも忘れちゃうし…」と坂田が吐露すると、内藤が「めっちゃいい女ですね! 例えば、付き合ってたとしてけんかしたら次の日には忘れてるってこと?」と反応。それに対して石川も「本当に心が広くて、悩みを話しても神様みたいな位置からアドバイスしてくれます」と納得している様子。加えて坂田は「悩んでいてもしょうがないじゃないですか!」とあっけらかん。石川が悩んでいる時に坂田が近くにいる率が高いらしく、悩み相談が頻繁に行われていることが発覚した。

会見では、役づくりで苦労した点や、現場での印象的なエピソード、自分は「ネコ派・イヌ派」などのトークも繰り広げられた。途中で、主題歌「hands」を手掛けるシンガー・ソングライターの野田愛実も参加し、「原作と脚本を拝読して、私と同い年の森川藍という主人公に対して、自立した大人として強くあろうとする姿、毎日の中にある理不尽と戦っている姿、そして、それ故の寂しさや孤独みたいなものに共感しました。寂しさを抱えた藍と、それとは別の寂しさを持っている凪沙が出会って、お互いが共鳴し合って手を差し伸べ合っていく。そんな姿をこの歌に込めました」とコメント。

MCから、第1話で藍が「hands」を口ずさむシーンがあることが伝えられると、石川は「本当に歌が苦手で、野田さんのすてきな歌から第1話が始まるんですけど、歌の続きを私が歌うんですよ。現場で『本当にここで私が歌うんですか?』と聞いたんですけど、酔っ払って陽気に帰宅するというシーンなので、ちょっと大目に見ていただけたらと思います」と照れ笑いを浮かべた。

最後の写真撮影会では「猫ポーズ」をリクエストされたキャスト陣が笑顔で応え、なごやかなムードの中、会見は終了した。

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