【玖珠】玖珠町の玖珠美山高女子ホッケー部主将の松村瑞羽さん(18)=3年=がU―18(18歳以下)日本代表に選ばれ、9月に韓国であった同国U―18代表との国際交流試合に出場した。課題と手応えを部活の仲間に還元し、同校チームで挑む特別国民体育大会(鹿児島)で活躍を誓う。
松村さんは大分市出身。未来のオリンピアン輩出を目指す県の「チーム大分ジュニアアスリート発掘事業」で見いだされ、同校に進んだ。競技歴わずか1年半の昨年もU―18日本代表に選出されたが、新型コロナウイルスの影響で国際試合はなかった。
今回は同世代の韓国代表と3試合対戦。1試合目からゴールを決めるなど攻守で活躍した。「スピードやドリブル、粘ってミスを誘う守備は通用した」と自信を深めた一方、「フィジカル面では大きな差を感じた」と振り返る。3試合目はリードされながら終盤に追い付き、「最後は技術じゃない。一丸で立ち向かう大切さを再認識した」。
次の舞台は特別国体。8月に地元であった九州ブロック大会で同校チームを優勝に導き、県代表として少年女子種別では10年ぶりとなる国体出場をつかんだ。
夏のインターハイ、冬の選抜大会などこれまで出場した全国大会では、善戦しながら初戦で敗れてきた。
競技は8日から始まる。松村さんは「最初で最後の国体は高校生活の集大成。主将としてみんなの気持ちが上向くような雰囲気をつくり、まずは全国初勝利を目指す。無失点を目標に一つずつ、勝ち上がりたい」と闘志を燃やす。