マクトミネイが後半AT2発の大仕事 「僕らには最後まで戦い続けるファイターがいる」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドを救ったのはスコットランド代表MFスコット・マクトミネイだった。

今季開幕から公式戦10試合で6敗と波に乗れず、苦しむユナイテッド。8日に行われたブレントフォードをホームに迎え撃ってのプレミアリーグ第9節でもカゼミロのパスミスにアンドレ・オナナの処理ミスによる前半の失点が重くのしかかったが、後半アディショナルタイムに大きく巻き返し、2-1と逆転勝ちした。

その逆転劇を呼び込んだマクトミネイは87分からの出場だったが、90+3分にこぼれ球を落ち着いたトラップから右足で蹴り込むと、90+7分にヘディング弾。ストライカーも顔負けのゴールセンスで大仕事をやってのけた26歳はイギリス『BBC』によると、試合後にこう語ったという。

「フットボールのピッチで最も好きな瞬間のひとつかもしれない。死に際の2ゴールは信じられないほどだったけど、貢献できて、自分ができるというのを人々に示せてとにかく嬉しいよ」

「今、僕らが難しい時期にいるのは誰もが知るところだけど、このグループには最後まで戦い続けようとするファイターがいる。あのピッチなら、誰が2ゴールを決めてもおかしくなかった」

「本当に嬉しいし、ここからさらに調子を上げられたらと思う。外からネガティブなことしか言われず、バブルのなかにいるような感じがしたりするけど、それを遮断し、代表ウィーク後にもっと良くならないとね」

また、エリク・テン・ハグ監督から出場時に受けた指示を問われると、「すごく騒がしかったし、ファンの声もすごかったから、よく聞こえなかったんだ。彼はきっと『ゴールを決めてこい』と言ったと思う。それが僕のしたことだ」と話している。

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