ビッグクラブ注目の三笘薫、ブライトンは新契約に契約解除条項を盛り込まず

[写真:Getty Images]

ブライトン&ホーヴ・アルビオンは簡単に日本代表MF三笘薫(26)を手放す気がないようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えた。

2022-23シーズンからブライトンでプレーする三笘。プレミアリーグ初挑戦となったシーズンで大きなインパクトを残し、リーグ戦33試合で7ゴール5アシスト。公式戦でも41試合で10ゴール7アシストを記録していた。

カタール・ワールドカップ(W杯)でも、スペイン代表戦でラインギリギリで折り返した“三笘の1ミリ”で大きな話題を集めた中、2年目の今シーズンもプレミアリーグで7試合3ゴール3アシストと好調な滑り出し。ヨーロッパリーグ(EL)でも初アシストを記録するなど、結果を残している。

三笘にはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティの2クラブが来年1月の獲得を目指すと報じられ、その他にも興味を持つクラブは多い。

三笘とブライトンの契約は2025年6月までとなっているが、ブライトンは契約延長に近づいている状況。ただ、この契約に対して契約解除条項は設定されないようだ。

契約解除条項は、その金額を払えばクラブ間合意は必要なくなるもの。ただ、今回チェルシーへ移籍したエクアドル代表MFモイセス・カイセド、リバプールへ移籍したアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターはともにこの条項は設定されていなかった。

特にカイセドは、1月の段階でビッグクラブへの移籍が濃厚とされたが、ブライトンが移籍を認めず。その後にカイセドとの契約を結び直したが、その際にも条項は設定されなかった。マク・アリスターもクラブとの移籍で合意していたため、リバプールも多額の資金を使わずに済んでいた。

ブライトンの方針として契約解除条項は設定しないというもの。簡単には他クラブに獲得させない意向がある。

三笘の場合もその対象とされ、更なる活躍が期待される一方で、しっかりと昇給もされ、仮に将来的な移籍が発生するとしても、ブライトンは大きなバックを手にすることになると見られている。

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