長谷部が途中出場したフランクフルトがリーグ戦6試合ぶりの白星を飾る!【ブンデスリーガ】

[写真:Getty Images]

長谷部誠の所属するフランクフルトは8日、ブンデスリーガ第7節でハイデンハイムと対戦し2-0で勝利した。長谷部は90分からプレーしている。

リーグ戦5試合勝利のないフランクフルトが、昇格組のハイデンハイムをホームに迎えた一戦。ミッドウィークにカンファレンスリーグ(ECL)のPAOK戦を行い、中2日での過密日程となったフランクフルトだが、元日本代表DF長谷部誠はベンチスタートとなった。

前節のウニオン・ベルリン戦で今季2勝目を挙げたハイデンハイムに対し、フランクフルトは開始早々にチャンスを迎える。3分、チャイビの右クロスをペナルティライン付近のジールスレーベンが腕に当てると主審はPKを宣告。しかし、VARの末にボックスの外と判定が覆り、PKは取り消された。

その後は膠着状態が続いたが、フランクフルトは28分にアウレリオ・ブタのスルーパスに反応したマーモウシュがボックス内で飛び出したGKに倒されPKを獲得。しかし、ヌガンカムのPKは枠をの上に外れた。

先制のチャンスを逃したフランクフルトだったが、39分に待望の瞬間が訪れる。ボックス右を縦に切り込もうとしたスクヒリが相手DFのブロックで止められると、こぼれ球に反応したラーションがボックス右手前から地を這う鋭い右足のシュートをゴール左下隅へ突き刺した。

迎えた後半は互いにアタッキングサードまでボールを運ぶものの決定機まで持ち込めない状況が続く。それでもフランクフルトは70分、アウレリオ・ブタのパスをボックス右で受けたクナイフがヒールで落とすと中央に走り込んだスクヒリが決定機を迎えたが、シュートはわずかに枠の左に逸れた。

絶好のチャンスを逃したフランクフルトだったが、直後に追加点を奪う。72分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったアウレリオ・ブタのラストパスをボックス左のクナイフがダイレクトシュート。これがゴール左隅に決まった。

リードを広げたフランクフルトは、90分に長谷部とスモルチッチを投入し試合をクローズ。危なげない試合運びで逃げ切ったフランクフルトが、開幕節以来の白星を飾った。

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