ヨーロッパ屈指の実力が認められ、女性レフェリーの歴史を塗り替えているステファニー・フラパールさんが、また1つ歴史を動かすことになるという。
フラパールさんはフランス人審判員。カタール・ワールドカップ(W杯)にもアテンドされ、日本人の山下良美主審らと共に6人の女性審判員の1人となった。
フラパールさんは、メキシコvsポーランドで第4審判としてW杯デビューを飾ると、コスタリカvsドイツでは主審としてもデビューし、女性主審として初めて男子W杯を裁くことに。また、オーストラリア&ニュージーランド女子W杯でも主審として活躍を見せた。
また、ヨーロッパでもリーグ・アン、リーグ・ドゥ、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップでも審判を務めた実績がある。
そのフラパールさんは、13日に行われるイングランド代表vsオーストラリア代表の国際親善試合を担当することが決定した。これはウェンブリー・スタジアムで笛を吹く初の女性審判員となる。
イングランドサッカー協会(FA)の審判責任者であるピーター・エルズワース氏は、期待を寄せている。
「ステファニーは優れた審判だ」
「ウェンブリー・スタジアムの満員の観衆の前で、彼女と彼女のチームが次回のオーストラリア戦の指揮を執ってくれることを嬉しく思い、イングランドサッカーの本拠地に彼女らを迎えるのを楽しみにしている」