ピッポが再びセリエAに? 19位と低迷のサレルニターナが招へい検討か

[写真:Getty Images]

元イタリア代表FWのフィリッポ・インザーギ氏(50)が、サレルニターナの指揮官就任に近づいているようだ。

現役時代は類まれなる決定力を武器に、ミランのレジェンドとして活躍したインザーギ氏。2012年に現役を退くと指揮官の道を歩み、これまでミラン、ヴェネツィア、ボローニャ、ブレシア、レッジーナで指揮を執ってきた。

しかし、昨シーズンから指揮を執っていたレッジーナは、財務問題を理由にセリエB(イタリア2部)からセリエD(イタリア4部)まで降格。インザーギ氏も8月31日に退任しており、現在はフリーの状態となっている。

イタリア『カルチョメルカート』によると、そんなインザーギ氏にサレルニターナが接触した模様。インザーギ氏も就任に前向きな姿勢を示しており、交渉は順調に進んでいるとのことだ。

サレルニターナは2023年2月に就任したパウロ・ソウザ監督が今シーズンも引き続き指揮を執っているが、セリエAで8試合を消化していまだ勝利なく19位に低迷。クラブは開幕前にソウザ監督が他クラブとの交渉に応じていたことも不満を感じており、インターナショナル・マッチウィーク中の解任を検討しているようだ。

弟のシモーネ・インザーギ監督はラツィオやインテルを指揮しているのに対し、これまではセリエBが主戦場であり、セリエAでは目立った功績を残せていないフィリッポ・インザーギ氏。サレルニターナの指揮官就任となれば、自身としてもリベンジの機会になるだろう。

© 株式会社シーソーゲーム