無所属が続いていたエデン・アザール、現役引退を正式に表明

写真:引退を発表したアザール ©Getty Images

夏にレアル・マドリードを退団して以降、無所属状態が続いていた元ベルギー代表FWエデン・アザールが、自身のインスタグラムアカウントで現役から引退することを明らかにした。

アザールはベルギー代表やリール時代、チェルシー時代、レアル・マドリード時代のユニフォーム姿の画像とともに、以下のようなメッセージを掲載している。

「自分の声に耳を傾け、適切なタイミングでやめることを告げなければならない。16年間、700以上の試合に出場した後、私はプロフットボーラーとしてのキャリアに終止符を打つことを決めた。自分の夢を実現することができたし、世界中のピッチでのプレーを楽しむことができた」

「キャリアを通じて素晴らしい監督、コーチ、チームメートと出会うことができた私は非常に幸運な男だ。この素晴らしい時間を共有してくれたすべての方に感謝を伝えたい。これから寂しくなるだろうね」

「それから、過去に所属したクラブであるリール、チェルシー、レアル・マドリード、そして僕をベルギー代表に選んでくれた王立ベルギーサッカー協会にも感謝したい」

「何よりも家族や友人、アドバイザー、いい時も悪い時も僕を支えてくれたすべての方々に特別な感謝を捧げたい。そして最後に、何年もの間、僕がプレーするあらゆる場所に来てくれて、僕を励まし続けてくれたファンの皆さんに、心からの感謝の意を伝えたい」

「今は僕の愛する人たちとのひと時を楽しみ、新しい経験をする時だ。またフィールド以外の場所で会おう」

アザールは現在32歳で、今夏のレアル・マドリード退団以降はMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスやサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブ、ブラジル1部のボタフォゴへの移籍が噂されていた。しかし移籍は実現せず、最終的にはスパイクを脱ぐこととなった。

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