綱啓永が「恋愛のすゝめ」で主演。大袈裟・大真面目ラブコメで本田響矢、一ノ瀬ワタル、若林時英、ひょっこりはんと共演

綱啓永が、TBSで11月21日にスタートするドラマストリーム「恋愛のすゝめ」(火曜深夜0:58、関東ローカル)で、連続ドラマ単独初主演を果たすことが分かった。

「恋愛のすゝめ」は、人生を勉強に捧げてきた超エリート眼鏡男子たちが、頭脳をもってしても解けない最大の難問にして校則で禁止された“恋愛”に挑む、大袈裟・大真面目ラブコメディー。

勉学だけに邁進すべきと教えられ、娯楽の類は一切禁止。特に恋愛行為は最大の禁忌。発覚したら即刻退学という厳格な名門進学校で育ち、人生のすべてを勉強に捧げてきた主人公・鳳啓介(綱)が、偶然出会った女性に生まれて初めての恋をしてしまい、厳しい校則に背き、人生を懸けて恋愛に挑むことに。鳳は何度もくじけそうになりながらも、不死鳥の如く立ち上がる。

一方、恋愛に身を賭していく鳳を案じ、鳳の恋を必死で止めようと奔走する仲間たち。しかし、鳳の情熱はいつしか仲間たちの心を揺り動かし、やがて鳳の恋は学校全体を巻き込む一大事へと発展する。勉強しか知らないが故に異常ともとれる行動の数々だが、本人たちはいたって真面目。果たして、鳳と仲間たちは“恋愛”という超難問の解答を導き出せるのか!?

主人公の鳳は、勉学以外の一切の恋愛・娯楽は許されない厳格な校風の男子校である進学校・開明学院の生徒会長であり、クイズ研究会の会長。生徒の模範であり、カリスマだ。学問を探究することこそが人間の使命であると信じ、人生のうべてを勉強に捧げてきた。だが、尊敬するノーベル賞受賞者・大山教授が高校時代にプレーボーイだったというインタビューを読み、今までの人生を否定されたと思うほどの衝撃を受ける。その後、偶然出会った美少女に人生初の恋をしてしまい、一世一代、命懸けの片思いをする。

2017年に開催された「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞した綱は、19年「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(テレビ朝日系)で注目を浴び、「君の花になる」(TBS系)ではボーイズグループ・8LOOMのメンバーを演じ、音楽活動でも人気を集めた。

そんな綱は「この作品の出演が決まった時は、すごくうれしかったです。どの作品でも出演が決まるたびに毎度ありがたいなという気持ちでいっぱいなのですが、特に今回は単独初主演ということで、すごく気合が入っています。決まった瞬間から毎晩『どうしよう! 頑張らないと』という不安とプレッシャーが襲ってきますが、今はそれよりも撮影に向けて楽しみの方が大きいです」と率直な心境を伝える。

加えて「今回僕が演じる鳳啓介は、一言で言うと“超超超エリート高校生”です。超天才たちが集まる高校の生徒会長、そしてクイズ研究会の会長をしていて、すごく真面目でこれまで勉強しかしてこなかった高校生。そんな鳳くんが“恋愛”というものを見つけてしまい、その超難問に挑んでいきます」と役柄を説明し、「最初に監督さんや、スタッフの皆さんと話した時点から、今回は今までの綱とは全く違う姿をお見せできると確信していますので、ぜひ放送をご覧いただきたいです!」とアピールしている。

また、主人公の鳳の仲間たちを演じるキャストには、個性豊かな俳優陣が集結した。クイズ研究会の副会長で鳳の右腕であり親友・龍崎賢司役に本田響矢。同じくクイズ研究会のメンバーとして虎松草太役を一ノ瀬ワタル、獅子丸公平役を若林時英、亀岡忍役をひょっこりはんが務める。

本田が扮(ふん)する龍崎は、開明学院の校長である龍崎豪哲の息子でもあり、理知的でクールな性格だが、鳳の生きざまに心からほれ込んでおり、鳳のこととなるととても熱くなる。恋愛が鳳の人生を狂わせることを案じ、鳳を止めようと奔走するが、皮肉なことにその行動が鳳との友情を引き裂いてしまうことになる。

本田は「僕が演じる龍崎は真面目で頭がいいエリート男子高校生です。初めてエリート高校生を演じさせていただくのですごく楽しみです。龍崎は内に熱いものを持っている男です。父親が自分の通う高校の校長であるという背景から、小さい頃からずっと勉強しかせずに真面目に生きてきた人間です。そんな実直な龍崎の姿を映像で見た時に、皆さんに感じ取っていただけたらうれしいです。負けず嫌いで真面目なところは自分とも近いと思います」と明かし、「共演者の皆さんも個性が光っている方が多いので面白い映像になると思いますし、撮影がとても楽しみです。男子しかいない高校で、胸が熱くなる瞬間もあるようなすてきな恋愛コメディーになっていると思います。ぜひご覧ください!」と力を込める。

プロ格闘家から俳優に転身した一ノ瀬が演じる虎松は、鳳や龍崎の同級生でクイズ研究会の一員。大柄でこわもてだが、実は気弱で泣き虫。心優しい気遣いの男だ。クイズ研究会の仲間を心から大切に思っており、鳳の恋愛を機に分裂してしまったクイズ研究会を元に戻したいと願っている。初主演のドラマ「サンクチュアリ -聖域-」(Netflix)で日本のみならず世界でも大きな話題を呼んだ、今最も注目されている俳優の1人である一ノ瀬が見せる新しい一面にも期待が高まる。

一ノ瀬は「これまで学ランを着る役はたくさん演じてきましたが、ヤンキーじゃない高校生を演じるのは初めてなので楽しみです。しかもラブコメですからね。一つ節目というか、夢がかなったというか…。ありがとうございますって感じです(笑)」と出演の喜びを口にし、「それに、こうやって学園ドラマでまた一緒に青春時代を過ごせる仲間ができるというのは、本当に今から楽しみです。クイズ研究会5人の仲のよさを皆さんにお見せできるくらい、仲良くなれたらいいなと思います。ぜひ放送をお楽しみに!」と期待する。

また、若林が担う獅子丸は、家は超金持ちで人生でお釣りを受け取ったことがなく、クイズ研究会のムードメーカーだが、実は勉強に対して誰にも言えない苦悩を抱えているキャラクター。

若林は「僕が演じる役は、獅子丸公平という超がつくほどのお金持ちの息子で、余裕があって頭もよく、気品もあります。僕自身は古着でボロボロの穴が開いたスウェットを着たり、クイズも答えられた経験が人生であったかなと思うくらいなので、この役を僕が演じても大丈夫なのかなとちょっと思っています(笑)」と自身とは正反対の役柄への不安を述べつつも、作品については「勉学に長けたクイズを愛する高校生たちが、無知な恋愛に対して飛び込んでいく姿が描かれています。遠回しなセリフにも答えがあるので、逆に視聴者の方々に伝わりやすいメッセージが込められていると思います。ぜひ毎週ご覧ください。よろしくお願いします!」と、魅力ある物語であることを話している。

そして、ひょっこりはんが演じる亀岡は、データ分析が得意で寡黙な男だが、実は恋愛に興味津々。圧倒的なリサーチと分析により、鳳の恋をサポートしていく。

「今までワンポイントでドラマに出ることが多かったので、今回レギュラーで出演させてもらうのが初めてで、びっくりしました」と出演が決まった時の気持ちを語るひょっこりはんは、「僕が演じる亀岡は、物静かで分析が得意という理論的で頼もしそうな役なのですが、どこか間抜けだったりヘタレな部分が見えたり、人間味のあるところが魅力的だと思います。自分とは性格は逆ですが、恋愛を語るところは似ているかもしれないです。経験もあまりないのに知ったかぶりをするところは、自分を見ているような感じがしました。恋愛をしてこなかったキャラクターたちが奮闘する姿を、視聴者の方には愛してもらいたいです。お楽しみに!」と、役柄の特徴と自身との共通点を報告している。

企画・プロデュースの伊東祥宏氏は、今回のキャストに関して「非常に個性的なキャストの皆さまに集まっていただきました。主演の綱啓永さんは『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で泣いている姿を見て、内に秘めた情熱を感じ、キャスティングさせていただきました。鳳啓介は、とにかく真っすぐで熱い漢(おとこ)なので、ぴったりだと感じています。本田響矢さんは、一度お芝居を見させていただいて、龍崎のクールさと情熱の両方を表現できる方だと思い、今回お願いしました。一ノ瀬ワタルさんは今回ヒロイン枠なのですが、ウサギを飼っているというかわいさのある方なので、ぴったりだと思っています。若林時英さんは、この個性的なキャストをうまくまとめ上げるお芝居のできる方だという印象です。ひょっこりはんさんは、お芝居の素質のすごくある方で、今後は役者として活躍される方だと思っております」と、それぞれの魅力を解説。

さらに、「また脚本を担当するお二人も見どころだと思います。まず1人目は、演劇界で大活躍されている中屋敷法仁さんです。今回、本格的な映像は初挑戦ということで、そちらも楽しみにしていただけたらと思います。中屋敷さんと共に脚本を書いてくださっている宮本武史さんは『バイプレイヤーズ』(テレビ東京)を書かれていた方で、コメディーの心得がとてもある方です。お二人の化学反応も楽しんでいただきたいです」と、注目の脚本家による作品となっていることを紹介。「勉強しかしてこなかった学生たちが、恋愛という難問に挑戦します。そして彼らの挑戦は、学校中を巻き込む大騒動へと発展していきます。バカバカしくも、ほんのり感動できる作品になっておりますので、ぜひお楽しみください」とアピールしている。

ドラマを手掛ける岩崎愛奈プロデューサーは「私、割と真面目に生きてきた方だと思うのですが、台本を作りながらこの世界にどっぷり浸かるうちに、頭のネジが飛びました。脚本家の中屋敷さんと宮本さんが作り上げてくださったぶっ飛んだ世界観と、全力で恋をする主人公の姿にすっかり感化され、いつのまにか真面目リミッターは破壊され、思う存分全力で真剣にふざけさせていただきました。主演の綱さんをはじめ、本田さん、一ノ瀬さん、若林さん、ひょっこりはんさんという特濃なメンバーでこの世界を一緒に作っていけることに心からワクワクしています。こんなにも熱くてクレイジーなドラマに出合えるのは人生で最初で最後かもしれない、と思いながら全身全霊を懸けて作っています。恋をすれば、誰もがカッコよくスマートにはいられないもの。みっともなくて情けなくて、でもそんな姿がいとおしいから、“恋愛”はドラマになるのだと思います。賢いのにおバカで真っすぐな彼らが、大真面目に大袈裟に“恋愛”に取り組むいとおしい姿を、ぜひ楽しんでください!」と、熱い思いで作品に臨んでいる。

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