オランダ代表クーマン監督、招集外のフラーフェンベルフに不満

写真:今季リヴァプールで公式戦7試合に出場しているフラーフェンベルフ

オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督が、9月にU-21オランダ代表への招集を拒否したライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール)に対し、今も不満を抱いていることを明らかにした。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

フラーフェンベルフは今夏の移籍マーケット最終日にバイエルンから移籍金3500万ポンド(約64億400万円)でリヴァプールに移籍した。そして新天地への順応を優先させるために、U-21オランダ代表への合流を拒否するという決断を下した。

クーマン監督は当時からフラーフェンベルフの決断に不満を唱えていたが、その感情は今も残っているようで、その決断が10月のA代表の活動にフラーフェンベルフを招集しなかった理由の一端となっていることを明かした。

「オランダの年代別代表やA代表への招集を拒否したことについては、今も一定の意見を持っている」

一方で、フラーフェンベルフが「リヴァプールでまだ十分なプレー機会を得られていない」ことも招集外とした理由の一つにしており、本人にはリヴァプールで好成績を収めるようになれば代表チームに招集することを伝えているという。

「彼は素晴らしい才能の持ち主だと私は今でも思っている。リヴァプールで成長し、より多くのプレー時間を得ることを願っているよ。そうすれば、彼は常時オランダ代表に招集されるような選手になれるからね」

フラーフェンベルフは現在、プレミアリーグでは4試合の途中出場にとどまっている。一方、10月4日に行われたUEFAヨーロッパリーグのユニオン・サン・ジロワーズ戦では先発出場して44分にリヴァプールでの初ゴールとなる先制点を記録するなど、徐々にイングランドでの基盤を築き始めている。

また、オランダ代表は現在UEFA EURO 2024予選でグループBの2位につけており、この10月はフランス、ギリシャと対戦する予定となっている。

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