盲導犬ユーザーにより良いサービスを ホテル従業員などが対応学ぶ 千葉

盲導犬ユーザーにより良いサービスを ホテル従業員などが対応学ぶ 千葉

 宿泊施設を利用する盲導犬のユーザーに、より良いサービスを提供するための研修会が10月11日、千葉県浦安市のホテルで開かれました。

 研修会は県内の宿泊施設などで作る団体が開催したもので、浦安市や千葉市のホテルなどから従業員ら約45人が参加しました。

 講師は、日本盲導犬協会の職員で盲導犬ユーザーの押野まゆさんが務め、はじめに盲導犬にまつわる法律などをレクチャーしました。

 続いての体験実習では、参加者らが盲導犬ユーザーと介助者の2役に分かれ、お互いに声を掛け合って障害物がないかなどを確認しながら会場内を歩いたり、講師の押野さんを部屋に案内してコンセントやエアコンのリモコンの位置に手を誘導したりして対応を学びました。

 主催した団体の担当者は、「今後も県内各地で研修を行い、盲導犬のユーザーが安心できる体制を整えたい」と話しています。

参加者は―
「お客様に寄り添うという点では(健常者も盲導犬ユーザーも)共通していると思ったので、良い刺激になった」

「なかなかこちらからお声がけなどをして良いのかというのも知らずにいままでサービスしてきたので、触って確かめてもらうというのもすごく大切なのだなと改めて感じた」

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