AI=人工知能を活用して障害のある人もダンスを楽しめるように支援するロボットの試乗体験会が10月12日、千葉市内で開かれました。
試乗体験会には、ダンス支援ロボットの研究開発を行った東北大学大学院工学研究科の平田泰久教授やフランスの大学の共同研究チーム、体に障害がある人のリハビリを支援する千葉リハビリセンターの職員らが参加しました。
身体に装着したセンサーが傾きを検知することで、ダンス支援ロボットのAIがダンスの動きに合わせて電動車いすなどの介護福祉機器を制御する仕組みで、世代や障害の有無を問わず誰もがダンスを踊れるようにしました。
参加者らはバイオリンやドラムなどの生演奏に合わせながら身体を傾けたり手を広げたりして、思い思いに電動車いすを操り、ダンスを楽しんでいました。
東北大学大学院工学研究科 平田泰久 教授
「皆さんがロボットを使うことによって社会に参加したいというようなロボットを作りたいと思っている。(ロボットによって)人の精神的な部分、やってみようと思うとか、やれるかもしれないと思わせるところが重要」