千葉市で上映会 児童虐待経験した若者のリアル伝える映画「REALVOICE」

千葉市で上映会 児童虐待経験した若者のリアル伝える映画「REALVOICE」

 幼い時に虐待というつらい経験をした若者たちを取材したドキュメンタリー映画の上映会が10月13日千葉市で行われました。

 上映会は千葉市若葉区にある支援施設、「TERAKOYA」で行われ、地域住民やさまざまな支援施設の職員などが集まりました。

 この映画は児童虐待を経験した若者たちの日常や葛藤などありのままを伝えようと映画監督の山本昌子さんたちが制作したもので、虐待は大人になって終わりではないことを訴えています。

 山本さんは児童養護施設で育った経験を持ち、現在は、若者を支援するボランティア団体の代表を務めていて、映画の出演者は支援活動やSNSなどを通してつながった人たち総勢70人に及びました。

 映画上映後に行った参加者へのアンケートでは、「子どもたちに少しでも変化があったらすぐに気づいて寄り添える大人でありたいと思う」という回答もありました。

『REALVOICE』を製作 山本昌子 監督
「同じ境遇の子たちにはみんなは一人ではないと、同じ仲間がいるということを知ってほしいと思っている。世の中に対してはまず知るということから始めて、何か行動につなげてほしい」

『REALVOICE』本編を特設サイトにて全編無料配信中
https://real-voice.studio.site/

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