ブリュワーズ・ウッドラフが右肩手術 来季の大部分を欠場の見込み

日本時間10月14日、ブリュワーズは先発右腕ブランドン・ウッドラフが右肩の手術を受け、来季の大部分を欠場する見込みであることを明らかにした。マット・アーノルドGMは「ブランドンは球団史上最高の投手の1人であるだけでなく、フィールド外でも球団にとって価値のあるメンバーだ。現時点ではブランドンの健康が最優先だった」との声明を発表。しかし、ウッドラフは来季終了後にFAとなるため、ブリュワーズは来季ほとんど投げられないウッドラフを今オフ中に放出する可能性もあるとみられている。

現在30歳のウッドラフはメジャー7年目の今季、11試合に先発して67イニングを投げ、5勝1敗、防御率2.28、74奪三振を記録。右肩の故障による長期離脱があり、プレーオフでも投げることができなかった。通算では680回1/3を投げて46勝26敗1セーブ、防御率3.10、788奪三振をマーク。WHIP1.05は600イニング以上の投手のなかで球団史上1位、三振率28.9%は同僚のコービン・バーンズ(30.4%)に次ぐ球団史上2位の数字となっている。

ウッドラフは来季が年俸調停期間のラストイヤーであり、来季終了後にはFAとなる。今季の年俸は1080万ドルで、「MLBトレード・ルーマーズ」は来季の年俸を1160万ドルと予想している。決して裕福ではないブリュワーズが来季全休の可能性もある投手に1100万ドルを超えるサラリーを払うことは考えにくく、来季の年俸を抑える形での複数年契約で合意できなければ、11月中旬にノンテンダーFAとして放出される可能性もある。

今オフはブリュワーズがウッドラフとバーンズのどちらかをトレードで放出するのではないかと予想する声も上がっていたが、ウッドラフの離脱により、バーンズがトレードされる可能性は低くなったと言えるだろう。トレード市場の目玉が1人消えたことになり、ドジャースなど先発投手の補強が必要なチームのオフシーズンのプランにも影響を与えそうだ。

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