ベルギー代表がユーロ出場権獲得! 36歳ヴェルトンゲンは世代交代を実感 「新世代がひとつの目標を成し遂げた」

[写真:Getty Images]

ベルギー代表の面々がユーロ2024の出場権獲得を喜んだ。ベルギー『Nieuwsblad』が伝えている。

ベルギー代表は13日、ユーロ2024予選グループF第7節でオーストリア代表と対戦。FWドディ・ルケバキオ(セビージャ)のA代表初得点を含む2ゴールで2-0として迎えた58分、FWロメル・ルカクが3点目を決め、勝利を決定付けた。

その後、オーストリアに2点を返されるも3-2で勝利し、予選2試合を残して本大会出場が決定。マン・オブ・ザ・マッチに輝いた26歳のアタッカー、ルケバキオはA代表デビューから3年越しの初得点を素直に喜んだ。

「初得点を長い間探していた…夢だったし、未来への第一歩に過ぎないはずだ。今日のような日を何度でも繰り返していきたい。もちろんチーム全体が個性を発揮できたことも嬉しいよ。その中で僕がチームを助けることもできれば完璧だ。なんだか良い予感がするよ」

一方で、オーストリア戦が通算151キャップ目となった36歳の重鎮DFヤン・ヴェルトンゲン(アンデルレヒト)は、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ敗退を経て、着実に世代交代が進むチーム状況に充実感があるようだ。

「16日にはスウェーデン代表戦がある。(ユーロ)本大会行きを決めたが、次もファンに喜びを提供する義務があり、ここで喜びに浸るわけにはいかない」

「ただ、ベルギーの新しい世代がひとつの目標を成し遂げたことは、素直に素晴らしいことだと言ってあげなくてはいけないね。オーストリアは良いチームであり、アウェイで勝つのは容易じゃない。相手のプレッシングに前半から苦労したけど、ハーフタイムの修正が効いた形だよ」

ベルギーはこの日、21歳FWジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)や23歳FWロイス・オペンダ(RBライプツィヒ)、22歳MFアマドゥ・オナナ(エバートン)がスタメンに名を連ね、ベンチではミラン退団によって息を吹き返した22歳FWチャールズ・デ・ケテラエル(アタランタ)、19歳DFゼノ・デバスト(アンデルレヒト)もスタンバイした。

失意のカタールW杯からもうすぐ1年、38歳のドメニコ・デデスコ監督率いるベルギー代表は、少しずつ新たな世代が中心のチームへと変貌しつつある。

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