【秋華賞】リバティアイランドが史上7頭目の牝馬三冠達成

10月15日、京都11Rで行われた第28回秋華賞(3歳オープン・牝・G1・芝2000m・18頭立て・1着賞金=1億1000万円)は、川田将雅騎乗の1番人気、リバティアイランド(牝3・栗東・中内田充正)が勝利し、史上7頭目の牝馬三冠を達成した。

断然の人気に応える

単勝1.1倍、断然の1番人気に推されたリバティアイランドが史上7頭目の牝馬三冠を達成した。牝馬三冠馬が誕生したのは2020年デアリングタクト以来、3年ぶり。レースでは6番枠からのスタート。前半は馬群の中6、7番手を追走し、向こう正面で上手く外へ。勝負どころでは迷わず大外をグングン進んでいき、直線入口から先頭へ躍り出た。そこからはライバルを寄せつけない完璧な走りで栄光のゴールへ飛び込んだ。

★牝馬三冠(ひんばさんかん)とは
3歳牝馬の限定競走である桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞(1995年まではエリザベス女王杯)を指している。

★歴代の牝馬三冠馬
1986年 メジロラモーヌ
2003年 スティルインラブ
2010年 アパパネ
2012年 ジェンティルドンナ
2018年 アーモンドアイ
2020年 デアリングタクト

秋華賞を勝ったリバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父All Americanという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は6戦5勝。重賞は2022年阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)、23年桜花賞(G1)、オークス(G1)に次いで4勝目。鞍上の川田将雅騎手、管理する中内田充正調教師は共に同レース初勝利。

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