上越市の格闘技ジム「Bushi―Doo~武士道~」 高野匠 アマ修斗選手権に挑む 強い姿を見せたい

アマチュア修斗の全日本選手権に挑む高野選手(上越市中央1、格闘技ジム「Bushi―Doo~武士道~」)

総合格闘技の第29回全日本アマチュア修斗選手権大会(15日、神奈川県・小田原アリーナ)に、上越市中央1の格闘技ジム「Bushi―Doo~武士道~」代表の高野匠選手(33)が挑む。階級は最軽量のストロー級(52・2キロ以下)。13人のトーナメント戦で、幾多の強豪を相手に頂点を狙う。

キックボクシングのプロ選手、高野選手は会員約90人がいるジムの代表や飲食店経営会社の役員を務めながら、現役として大会に参戦している。今回は北信越予選で2位となり、主催者から声がかかった。総合格闘技の大会だけに寝技や組み合いの練習を求めて、三条市に週3回通ってきた。「総合格闘技が一番強い、真の王者。やれるところまでやる」と話す。

キックボクシングを長く競技してきただけに蹴りやパンチの打撃を軸に、「寝かされない、倒されないように、打撃の時間を長く取りたい」との戦術。20代が多い大会で、30代は上の方。「速さは(若い選手より)そんなにないので、パワー勝負。組み力で負けないように」と、筋力と体力の強化に重点を置いてきた。

「歴代の優勝者はすごい。テレビで見る選手。そこに乗りたい」と意気込む。「子どもに強い姿を見せたい」と約5年前から始めた格闘技。「より多くの人に見て、体験してほしい」と魅力を伝えることがモチベーションになっている。全国から選ばれた精鋭を相手に、鍛えてきた力と意地を見せる。

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