世界最古の伝統音楽とも言われる日本古来の「雅楽」。
この演奏会が、10月15日、千葉県成田市の成田山新勝寺で披露されました。
成田山新勝寺では、毎年今の時季に成田山雅楽部による演奏会を開催していて今回40回目です。
成田山雅楽部は30人の成田山職員で組織され、日々練習に励んでいます。
普段は大本堂での御護摩祈祷や法要行事などで雅楽の演奏を行っていますが、今回の演奏会は新勝寺を訪れた参詣客らに練習の成果を披露する年に一度の演奏会です。
新勝寺の光輪閣で開かれた演奏会では、雅楽の名曲で、唐の太宗の作曲と伝えられる「五常楽」や雅楽の中では最も有名な「越天楽」それに今回は、極楽浄土に住むという人の顔を持ち、美しい声で歌う鳥を題材にした舞楽・「迦陵頻」も披露されました。
「雅楽」は中国や朝鮮から伝わり、平安時代に宮中の式楽として整えられた舞を伴う音楽です。