4~9月の千葉県内企業の倒産件数が17%増の135件に

4~9月の千葉県内企業の倒産件数が17%増の135件に

 2023年度上半期の千葉県内企業の倒産件数は135件で、2022年の同じ時期より17パーセント余り増加しました。

 いわゆる「ゼロゼロ融資」など、新型コロナ関連の支援が終了し、倒産件数は増加傾向を示しています。

 民間の信用調査会社、東京商工リサーチ千葉支店によりますと、2023年4月から9月までの2023年度上半期、県内企業の倒産件数は135件でした。

 前の年の同じ時期よりも20件、割合にして17%余り増えました。

 実質無利子、無担保のゼロゼロ融資など、新型コロナ関連の支援が終了とともに、倒産件数は増加傾向を示しています。

 産業別では、宿泊や飲食など「サービス業ほか」が43件で最も多く、次いで「建設業」が41件でした。

 倒産の原因は「業績不振」が全体の85%を占めたほか、高齢化に伴う後継者の不在も目立ちました。

 物価高騰や人手不足に加え、中国経済の失速など新たな不安要素も生じていて、東京商工リサーチ千葉支店は、「当面は、いまと同じ水準か、それを上回る企業倒産が続くものとみられる」と警戒しています。

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