児童が災害時のトイレの使い方学ぶ 火災を想定した防災訓練【長野・松本市】

松本市の小学校で火災を想定した防災訓練があり、安全な避難の仕方や、災害時のトイレの使い方について学びました。

「訓練、訓練、ただいま家庭科室より火災が発生」

校内で火災が発生した想定です。防災訓練をしたのは、松本市にある信州大学付属松本小学校の全校児童およそ400人。防災頭巾を被り、先生の誘導の元、素早く体育館に集まりました。
また、災害時に断水した時のトイレの使い方について学習しました。

■リクシルトイレ空間事業部・杉浦功さん
「お風呂に水が溜まっているとトイレの水に使える。トイレの中にバケツの水を勢いよく流すとトイレが流れていく」

トイレ1回につき、必要な水の量は6リットルです。こちらの学校は松本市の指定避難所になっていて、通常のトイレの6分の1の水量で使用できる災害配慮トイレが6カ所設置されています。
児童たちは、通常のトイレと災害配慮トイレで使う水量を比較し、断水時に水を運ぶことの大変さを学びました。

■6年生
「一人で運ぶよりも皆で協力してやった方が簡単に運べると思った」
■6年生
「(浴槽に)水を溜めてトイレの水を流せることが分かった」

年度末には、地域の人たちと協力して避難所開設の訓練を予定しています。

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