クリケット「普及のきっかけに」 元プロ野球選手、木村昇吾が歓迎

2028年ロサンゼルス五輪でクリケットの実施が決まり、笑顔で写真に納まる藤川季与(前列中央)、木村昇吾(後列左端)ら=16日、栃木県佐野市

 128年ぶりの五輪復帰となるクリケットは、日本協会が拠点を置く栃木県佐野市で記者会見し、選手らが喜びの声を上げた。2018年にプロ野球から転向し、男子のワイヴァーンズでプレーする木村昇吾は「非常にうれしい。注目度が増し、日本で普及する大きなきっかけになる」と歓迎した。

 五輪で実施予定の方式の世界ランキングで日本は男子が50位、女子が51位。アジアにはインドやパキスタン、スリランカなど強豪国がひしめき、ロス五輪出場には高い壁がある。女子の佐野ブレーブス所属で日本代表でもある藤川季与は「あと5年ある。いろんな練習をして五輪に出られるチームになりたい」と話した。

プロ野球からクリケットに転向し、ワイヴァーンズでプレーする木村昇吾

© 一般社団法人共同通信社