日本時間10月17日、レンジャーズは同19日に本拠地グローブライフ・フィールドで行われるアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第３戦にマックス・シャーザーが先発することを発表した。９月中旬に右の大円筋を痛めて離脱していたシャーザーだが、リーグ優勝決定シリーズからロースター入り。満を持して本拠地での第３戦に先発することになった。アストロズの先発はクリスチャン・ハビアー。レンジャーズは敵地で２連勝スタートを切っており、シャーザーで勝つことができれば、さらに勢いを増すことになりそうだ。
シャーザーが９月中旬に戦列を離れたとき、クリス・ヤングＧＭは「シャーザーがプレーオフで登板できる可能性は低い」と話していた。しかし、シャーザーは最初から諦めていなかった。チームがプレーオフに進出し、チームが勝ち上がっていけば、「自分が再び登板するチャンスがある」と信じていたのだ。シャーザーは正しかった。第１戦のジョーダン・モンゴメリー、第２戦のネイサン・イオバルディに続き、第３戦に先発することが正式に決定した。
レンジャーズのブルース・ボウチー監督は「彼は準備ができている。だから第３戦の先発に起用するんだ」とコメント。「数日前、彼は本拠地で69球くらい投げた。状態は良かったし、スタミナと球威をちゃんと維持していた」とシャーザーの状態の良さに太鼓判を押した。ボウチー監督によると、試合展開次第では第１戦にリリーフで起用することも考えていたという。
現在39歳のシャーザーはサイ・ヤング賞３度の実績を誇る名投手。今季はメッツ２年目のシーズンだったが、トレード・デッドラインにレンジャーズへ移籍してきた。２球団合計で27試合に先発して13勝６敗、防御率3.77を記録。ナショナルズ時代の2019年にワールドシリーズ制覇を経験するなど、プレーオフ通算７勝の実績を誇るベテラン右腕がチームを勝利に導くことができるか注目だ。
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