違法賭博関与と報道のザレフスキ、無罪信じる同胞のUEFA副会長は情報源に疑い「彼はジャーナリストではない」

[写真:Getty Images]

欧州サッカー連盟(UEFA)の副会長であり、ローマのレジェンドとしても知られるズビグニェフ・ボニエク氏が、違法賭博の疑いをかけられるポーランド代表MFニコラ・ザレフスキの潔白を主張した。

イタリアでは現在、選手の違法賭博行為関与が大きなスキャンダルに。ユベントスのMFニコロ・ファジョーリ、アストン・ビラのMFニコロ・ザニオーロ、ニューカッスルのMFサンドロ・トナーリが捜査対象となっており、罪が確定すれば最長3年間の出場停止処分が下される可能性もある。

そんな中、こうした情報を早い段階でリークしていたゴシップコラムニストのファブリツィオ・コロナ氏は、ザレフスキも違法賭博に関与していたと主張。今後、前述した3選手と同じく捜査対象になることを示唆していた。

しかし、これに対してイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、現時点でザレフスキは捜査対象になっていないと報道。ザレフスキ自身も身の潔白を主張しており、名誉棄損でコロナ氏を訴える準備を進めているとも報じられている。

同胞であるボニエク氏も、ポーランド『プラウダ・フットボール』のインタビューでザレフスキの潔白を信じると主張。また、一躍時の人となっているコロナ氏が信頼に値する人物であるか疑わしいとの見方も示している。

「私が二コラの代理人と話したところ、彼は賭けをしたことがないとのことだった。選手は完全にシロだと断言していたよ」

「この問題はフットボール界に激震を与えているが、一方で間違った情報も入ってきているようだ。まず第一に、ファブリツィオ・コロナはジャーナリストだと言われているが、そうではない」

「あの男は、脅迫を含むさまざまな罪で13年の実刑判決を受けた男だ。パパラッチの一人だったのだよ。彼の言うことに真実がないとは言わない。だが、この問題は今後さまざまな形に発展していく可能性があるだろう」

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