イタリアを揺らがす違法賭博騒動にアンチェロッティが切り込む 「軽はずみな行動だが…」

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が母国イタリアで明るみの選手による違法賭博疑惑に言及した。

まだ疑いだが、違法賭博にニコロ・ファジョーリ、ニコロ・ザニオーロ、サンドロ・トナーリが関与したとされ、イタリアを揺るがす。ザニオーロとトナーリは代表に合流中だったが、警察の事情聴取を受けるため、離脱した。

イタリア『スカイ』によると、イタリア『Rai Radio 1』のラジオ番組『Radio Anch’io Sport』に出演した64歳のイタリア人指揮官はこのスキャンダルを断じつつ、自身の考えをこう示したという。

「若い選手の重大な過失であり、治療を受けないといけない。科学的なレベルだと、ギャンブル依存症は病気だ。そうは言っても、私からすると、軽はずみな行動だが、カルチョ全体を巻き込むのは少々やりすぎな気もする」

「正義は当然あるべきだが、賭け事をしてはならないという明確なスポーツ規則を破った者たちの不注意に感じる。この職を生業にしている者にとって、それ(ルール)は非常に明確だ。どの国でもシーズン前に禁止が警告される」

「今の若い選手が負う責任は私が負ったものとは違う。今の選手には自身のキャリアを管理する家族や代理人らが後ろにいる。どの選手も責任が重くなっているが、大半は真面目で、プロフェッショナル。尊重されるべきルールもわかっている」

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