レンジャーズ「プレーオフ初戦から7連勝」は史上6チーム目の快挙

レンジャーズの快進撃が止まらない。レギュラーシーズン162試合目で地区優勝を逃したものの、第5シードで出場したプレーオフでは、ワイルドカード・シリーズでリーグ2位の99勝を挙げたレイズ、地区シリーズではリーグ最多の101勝を挙げたオリオールズをいずれもスイープで撃破。地区優勝を奪われたアストロズとの同地区対決となったリーグ優勝決定シリーズでも敵地で2連勝スタートを切った。プレーオフ初戦から7連勝は史上6チーム目の快挙である。

リーグ優勝決定シリーズで昨季王者アストロズと対戦しているレンジャーズ。プレーオフ初戦から7連勝は史上6チーム目の快挙だが、過去5チームのうち4チームはワールドシリーズに進出し、うち2チームはワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

最初に7連勝を達成したのは1976年のレッズ。当時はまだワイルドカード・シリーズや地区シリーズは存在せず、プレーオフの戦いは3勝先取制のリーグ優勝決定シリーズからスタートしていた。つまり、この年のレッズはリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズの合計7試合を全勝して頂点に上り詰めたことになる。

2007年のロッキーズはシーズン終盤の快進撃のままプレーオフに突入し、地区シリーズでフィリーズをスイープすると、リーグ優勝決定シリーズでもダイヤモンドバックスを相手に連続スイープ。ところが、球団史上初のワールドシリーズではレッドソックスにスイープ負けを喫した。

2020年のブレーブスは、ワイルドカード・シリーズと地区シリーズをいずれも5戦全勝で勝ち上がってきたドジャースとリーグ優勝決定シリーズで激突。敵地での最初の2試合に勝利して連勝を7まで伸ばしたが、最終的には3勝4敗で敗れた。プレーオフ初戦から7連勝してワールドシリーズに進めなかったのは、この年のブレーブスだけである。

昨年のアストロズはマリナーズとの地区シリーズ、ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズをいずれもスイープして7連勝。5点差を逆転されてワールドシリーズ初戦を落としたものの、4勝2敗でフィリーズを破り、球団史上2度目のワールドシリーズを成し遂げた。

史上唯一となるプレーオフ初戦からの8連勝を達成したのは、2014年のロイヤルズだ。一発勝負のワイルドカード・ゲームでアスレチックスを破ると、地区シリーズではエンゼルスに3連勝。リーグ優勝決定シリーズでもオリオールズをスイープで撃破して連勝を8まで伸ばしたが、ワールドシリーズではジャイアンツに3勝4敗で敗れた。なお、エンゼルスはこの年の地区シリーズでロイヤルズにスイープされたあと、1度もプレーオフに出場していない。

レンジャーズは2014年ロイヤルズ以来の8連勝を達成することができるのか。そして、現在の勢いをキープしてワールドシリーズに進むことができるのか。日本時間10月19日に行われるリーグ優勝決定シリーズ第3戦は、マックス・シャーザーが先発予定となっている。

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