「地球の歩き方」横浜市版、来年6月発行 メインターゲットは「はまっ子」

「地球の歩き方 横浜市」を制作中の宮田さん(左)ら=横浜市役所

 海外旅行の友というイメージが強いガイド本「地球の歩き方」シリーズに来年6月、横浜市版が加わる。メインターゲットは観光客ではなく、横浜を愛する「はまっ子」。初の試みとして18日には市民へのアンケートを開始し、地元ならではの「知られざる話題」などを募って制作に反映させる方針だ。

 出版社・地球の歩き方(東京都)によると、横浜市版はオールカラーで約500ページ。定番の交通案内からグルメ、歴史に至るまで多彩な情報を詰め込むという1冊は「ハマの攻略本」になりそうだ。5人ほどの取材班が市内18区をくまなく調べ上げたとあって、横浜出身の宮田崇編集長(45)は「1200ページにしたかった」と悔やむが、泣く泣く掲載内容を厳選しているという。

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