山場は11月のウルグアイ、ブラジル戦か。アルゼンチン代表E・マルティネスが挑む偉大な記録

写真:現在アルゼンチン代表で712分間連続無失点を記録しているE・マルティネス ©Getty Images

昨年行われたカタールワールドカップで、アルゼンチン代表の正守護神として全試合に先発出場したGKエミリアーノ・マルティネスは、ベスト8のオランダ戦、決勝のフランス戦でのPKストップなど大会を通じて印象的な活躍を披露し、アルゼンチン代表を3度目の世界王者に導いた。また、個人としても大会最優秀GKに贈られるゴールデングローブを受賞した。

ワールドカップ後も代表の正GKの座を守り続けているマルティネスは、1972年から74年にかけて元イタリア代表ディノ・ゾフ氏が打ち立てた1142分の無失点記録に迫っているという。スペイン『Marca』電子版が伝えている。

アルゼンチン代表は2023年に入り、計8試合を消化しており、マルティネスは3月29日に行われたキュラソー戦で途中交代したものの、8試合全てで先発出場を果たしている。そして、10月17日に行われたペルー戦では、同胞のヘルマン・ブルゴス氏の記録を抜き、712分間の連続無失点記録を樹立した。

ゾフ氏の記録まで約400分に迫っているマルティネスだが、年内に予定されている残り2試合が大きな山場となりそうだ。11月17日には、ホームに強豪ウルグアイを迎えての一戦が、そして、22日には永遠のライバルであるブラジルとマラカナンスタジアムでの一戦が控えている。アルゼンチン代表にとってマラカナンスタジアムでのブラジル戦といえば、2021年に行われたコパアメリカで、実に18年ぶりの主要タイトル獲得となった特別な地であるが、決して簡単なゲームにはならないだろう。

© 株式会社SPOTV JAPAN