週末にかけて 全国的に気温変化大きい 土日は北海道で雪が降る寒さに

 きょう(木)は全国的に気温が高く、東北南部や東日本で25℃以上の夏日となる所がありそうだ。一方、北海道や東北北部は前線の影響で、局地的に雨雲が発達する見込み。この方面は、急な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。

■もうすぐ変わり目
 

 東北南部や東・西日本は広く晴れて、午後は一段と気温が高くなる見込み。仙台や新潟、東京などの最高気温は9月中旬~下旬並みで、暖かさを通り越し、日差しを避けて歩きたくなる陽気になりそうだ。

 一方、北海道や東北北部は、前線が接近する影響で大気の状態が不安定となり、午後も局地的に雨雲が発達する見込み。落雷や突風、沿岸部を中心に強風にも注意が必要となる。

 あす(金)は前線が日本列島を通過するため、広い範囲で雨となり、日本海側を中心に雨や風が強まりそうだ。なお、雨と共にそれまで気温が高い地域でも、風が冷たくなる見込み。特に日本海側は気温変化が大きいので、服装や体調管理に注意が必要となる。なお、地域によって雨の強まりや、気温降下のタイミングに時間差がある点にも注意が必要だ。

■冬型の気圧配置に

 21日(土)は北日本を中心に、この時季としては強い寒気が流れ込む見通し。日本海側は変わりやすい天気が続き、冷たい雨や風に否応なく季節の進みを感じることになりそうだ。土曜夜~22日(日)朝は、北海道の平地でも雪が降るくらい寒くなる見通し。本州の山沿いもかなり冷えるので、行楽などで遠出をする場合は、服装や車の装備等に注意が必要となる。
(気象予報士・高橋和也)

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