昨シーズンは約63万羽を殺処分 鳥インフルエンザに備え防疫措置訓練 千葉

鳥インフルエンザに備え 防疫措置訓練 千葉

 鳥インフルエンザの発生などを想定した大規模な対応訓練が10月19日、千葉県山武市で行われました。

訓練は県内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したとの想定で始められ、県や市町村、それに自衛隊など関係団体から約100人が参加しました。

 より実践的な訓練を行うため、休止中の養鶏場が用意され、防疫作業を担う職員らがニワトリをケージから出して、炭酸ガスで殺処分するまでの作業の一連の流れを確認しました。

 また訓練ではニワトリのほかに、豚熱の発生に備えての防疫対応も確認されました。

 県内では昨シーズン、高病原性鳥インフルエンザの発生により約63万羽のニワトリが殺処分されていて、県では、養鶏業者などに対し、施設などの衛生管理を徹底し、早い段階で異常を見つけて通報して欲しいと呼びかけています。

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