覚醒剤密売70回以上 暴力団幹部・顧客男女17人を摘発【長野】

佐久警察署

覚醒剤を買った顧客は、県内外の20人以上に上るとみられています。佐久市の暴力団幹部の男が、東信地方で密売したとして摘発されていたことが分かりました。
警察によりますと、麻薬特例法違反などの罪で逮捕・起訴されていたのは、佐久市の稲川会傘下組織の幹部の男(45)です。
覚醒剤密売の共犯者は、覚醒剤取締法違反の罪ですでに服役している受刑者の男(51)とみられています。
受刑者の男は、逮捕・起訴された男の顧客でした。
男は受刑者の男に指示を出し、去年10月中旬から11月6日までの間、東信地方の複数の店舗駐車場で覚醒剤合わせて25グラムを70回以上に渡って密売し、売上金は170万円以上に上ったとみられています。
覚醒剤を所持・使用したなどの疑いで摘発された顧客は、東信地方や群馬・埼玉の会社員など男女17人に上ります。警察は、他に外国人を含む5人の顧客がいるとみて、行方を追うなど捜査を続けています。

© 長野朝日放送株式会社