ローソン、即配サービス来春全国展開 店舗商品の在庫の有無をリアルタイムで反映して欠品防止

ローソンは来春、クイックコマース(即配サービス)を全国で開始する。13日、決算説明会で竹増貞信社長が明らかにした。

8月末現在、47都道府県4000店舗強でデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を展開。「ウーバーイーツ」以外にも「Wolt」「menu」「出前館」を導入している。

全国拡大に向けて、システムを改良し店舗商品の在庫の有無をリアルタイムで反映できるようになるのが特筆すべき点。

「実はお店の在庫がストレートに皆様のスマホに反映されておらず結構欠品を発生しお客様にご迷惑をおかけしている状況が続いていたが、システムを改良し在庫がリアルタイムで分かるようになる。これにより欠品率が著しく減少し、お客様からの信頼が高まり、よりデリバリーを使っていただける機会が増えてくる」と竹増社長は説明する。

取扱商品数は700種から3000種に拡大し「お店のほぼ全SKUをデリバリーできるようになる」。

配達に要する時間は地域や店舗によるが最短で15~30分を見込む。

「世界的にみても最速のデリバリーサービスの1つになる。来年度の期初から、このデリバリーについてのマーケティングをどんどん大きくしていく。『からあげクン』、スイーツ、厨房に続いて、ローソンといえばデリバリーと言って下さる方を1人でも多く増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。

© 株式会社食品新聞社